MATERIAL PROCUREMENT必要資材の調達
「Z県Y地区で鳥インフルエンザ発生！」
迅速な初動対応で、
感染拡大を最小限に！
発生から防疫措置開始まで
Timeline
家畜感染症が発生した場合、蔓延防止を防ぐためにも迅速な処分対応が求められています。
感染の疑いのある家きんの発見から防疫措置の開始までの流れを確認してみましょう。
1日目：●/1（金）
午
前
午
後
農場主
AM 5:00
食欲不振の家きんを発見
家畜保健所に報告
家畜保健所
報告を受け、血液検査、遺伝子検査等を実施
都道府県庁
家畜保健所から報告を受け、準備に着手
資材メーカー、納入業者に情報共有
家畜保健所
検査結果で陽性判定
都道府県庁
陽性判定の報告を受け
資源：人、モノ、金の確保
ロジスティクス：衣食住の手配
- 資材発注、予算の確保
- 前線基地の決定
- 交通規制の手配
- 人員手配
- 移動手段のバスの手配
- 宿泊施設、食事の手配
- 現場指揮所の立ち上げ
2日目：●/2（土）
午
前
人員の到着
資材の到着
- 備蓄倉庫から
- 調達業者から
AM8：30
防疫作業の開始
発生に備えた事前準備
Preparation
家畜感染症の拡大を防ぐには、日常から備えておくことが有効です。
令和2年7月1日農林水産大臣公表「特定家畜伝染病防疫指針」に、都道府県を挙げた動員計画や資材の調達計画を策定し、体制の整備等の準備を行うことが記されました。
「人員・資材調達計画」の作成
家きんのと殺等の防疫措置に必要な人員及び資材の調達計画の作成
※「高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針 令和2年7月1日 令和3年10月1日改正
農林水産大臣公表」 を参考に作成
※対象とする家きん、病原体によって、必要なアイテムは異なります。詳しくは各都道府県が規定する防疫マニュアルをご参考ください。
人員計画（例）
※鳥インフルエンザ：100,000羽（2万羽×5棟）を計1,500人、従事回数5回（延人数＝7,500人（1,500×5））で殺処分を計画する場合の一例です。
サイズを把握して資材調達しましょう。
資機材・調達先リスト（例）
※鳥インフルエンザ：100,000羽を延べ1,500人／日で5日で殺処分を計画する場合の一例です。
※必要資材・試算方法はあくまでも一例です。
都道府県・家畜の種類・殺処分数・動員数等によって異なりますので、
各都道府県の防疫マニュアルをご参照ください。
※必要資材・試算方法はあくまでも一例です。
都道府県・家畜の種類・殺処分数・動員数等によって異なりますので、各都道府県の防疫マニュアルをご参照ください。
必要資機材の備蓄
迅速な初動対応が求められる家畜感染症対策ですが、発生してからの資材手配では、資材業者の在庫状況や道路事情等により、作業開始日時までに全ての資材が揃わない危険性があります。納期遅延リスクや近隣の複数農場での連続発生に備え、資機材を一部備蓄することで、スムーズな初動対応が可能となります。
スムーズな調達のための３つのポイント
Three Points of Smooth Procurement
発生規模により、備蓄資機材でも不足が生じそうな場合は、下記３つのポイントを事前に確認して連絡すると、資材調達がスムーズに行えます。
3つの情報を確認する
必要なアイテムと数量
CHECK
アイテムや数量によって
手配するトラックの種類が異なリます。
納品場所
CHECK
現地基地付近の道路幅で通行可能な
トラックの大きさが変わります。
希望納期(日付・時間帯)
最大積載量
4t車
例）防護服：デュポン™タイベック®
ソフトウェアⅢ型
約120箱（約12,000着）
4t車のおよその寸法
大型車（15t車）
例）防護服：デュポン™タイベック®
ソフトウェアⅢ型
約300箱（約30,000着）
大型車（15t車）のおよその寸法
道路幅による通行制限
基地・農場付近の道路が、大型車の通行が可能か確認できるとスムーズです。
※大型車両が進入できず、配送遅延や配送先の変更等が生じ、作業開始に支障をきたす場合があります。
大型車右左折NG 4t車右左折OK
３つの情報が揃うことによって
トラックの手配や荷積みなどに着手することが可能になります。
資材業者へ速やかに連絡を行う（事前連絡および陽性判定後の連絡）
令和3年10月1日より、家畜感染症の疑いが判明した時点で資材業者への事前連絡が可能となりました。
資材業者への、「疑い」の時点での事前連絡と「陽性が判明」次第
速やかな連絡を行うことが、円滑な資材の納品につながります。
MEMO
- 資材業者は、運送は運送会社に委託するのが一般的。
- 土日・祝日、年末年始等が定休日の運送会社もあります。
- 専用のトラックを手配する際は、「出庫から商品の納品までに必要な時間」を考慮し、必要台数・運転手（人数）を手配しています。
出庫から商品の納品までに必要な時間
チャーター便の場合
- 出庫前 アルコールチェック、車両点検
- 商品の積み込み作業：2～3時間必要
- 一日の運転時間は9時間が限度
（連続では4時間・休憩30分以上必要）
参考資料：平成30年度 厚生労働省委託事業 株式会社 日通総合研究所
「トラック運転者の労働時間等の改善のための基準 基礎編」
荷下ろし体制（人員）の確保）
現場にもよりますが、防疫作業時には作業員約1,000人分のアイテムが運ばれてきます。
防疫作業の開始時間に支障をきたさないよう、あらかじめ開始時間を確認し、荷下ろし作業を行う人員の確保をしましょう。
また、集合施設から発生農場までの資材輸送方法も確認しておきましょう。
アゼアスの出荷体制
| 都道府県庁との取引資格の有無 | あり |
|---|---|
| 都道府県庁との取引口座の有無 | 口座を持つ代理店がある |
| 在庫状況 | 自社在庫あり |
| トラック手配力 | あり |
専用のトラック（チャーター便）での翌日配送エリア
作業予定日の午前中に配送希望の場合は、
前日午前10時頃までに事前連絡をください。
※受注日時（休業日等）や季節によって
翌日配送ができない場合もあります。
※商品の在庫状況によって、
出荷場所が特定の倉庫となりご希望の拠点への
翌日配送ができない場合もあります。
お気軽にご相談ください。
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